メルマガを正しく活用して売上増加や寄付者満足度向上を目指そう

ブログ、SNS、メール、LINE等、最近は便利なサービスばかりでNPOで活動するみなさんはどのツールを活用すれば良いか迷いますよね?

様々あるツールの中でメールマガジンの重要性と他ツールの役割の違いについて、情報を整理してみました。

メールマガジンの重要性を再認識していただいて、リピート寄付や寄付者満足度の向上につなげてもらえたら嬉しいです。

目次

メールマガジンはリピート寄付や退会防止、寄付者満足度の向上に繋がる

NPOに限らず、法人が売上を上げる上で3つの構成に分けて考えてみると、メールマガジンの重要性が理解いただけるかと思います。

法人が売上を上げるためには、以下のように3要素に分解ができます。

  • ①新規見込者を増やし、新規見込者が寄付してくれる
  • ②1度寄付してくれた人がリピート寄付をしてくれる
  • ③継続寄付者等が退会をする

この3要素において、メールマガジンを送付するのは、②や③を再現性高く実現するために重要になってきます。

なぜなら、NPOに寄付する場合、ほとんどの寄付決済サービスにおいて、メールアドレスを取得する仕様になっているからです。

マーケティング活動において、ハードルが高いのが、継続的に情報を配信できるようになることであり、

  • ・フェイスブックページにいいねを押してもらう
  • ・LINEで友達登録をしてもらう
  • ・Twitterでフォローをしてもらう
  • ・メールアドレスを登録してもらう

などが重要ですが、寄付者からメールアドレスを取得することは、とても重要であるという認識を持ってください。

リピート寄付や退会防止、寄付者満足度の向上につながる全NPOが実践できるテンプレート


NPOでファンドレイジングを行う上で、ついつい新規寄付者に仲間になってもらうことばかりに目が行きがちですが、どのNPOでも再現性高く、一定の寄付売上を確保できるためには、既存寄付者に対して活動報告や感謝の気持ちを伝えつづけるためのアクションの方が重要になります。

全NPOに共通して使える、活動報告、感謝の気持ちを伝え続けて、リピート寄付や寄付者満足度の最大化を図るためのテンプレ案をご紹介すると、以下のようになります。

①初回対応を適切に行おう

最も重要なのは、初めて寄付をしてくれた時です。

この時になるべく間をおかずに寄付のお礼を伝えたり、領収書を発行する等を行うことで、このNPOは運営体制がしっかりしているなと思ってもらえることにつながります。

メールでのお礼や、コングラント等の寄付者向けCRMの機能に備わっている領収書発行の仕組みを活用して、少ない労力で寄付者との適切なコミュニケーションを図れることをこころがけましょう。

②メールマガジン等で継続的に途切れず報告を行おう

初回お礼をお伝えした後は、月1回以上の頻度で、メールマガジンを配信することで、メールマガジンを見てもらいやすくなる可能性が高まります。

ここが徹底できていれば、メールを活用すれば寄付者に見てもらえる確率を高めることができるようになります。

様々な発信ツールがある中で、寄付者に対して情報を届けることができる手段として、メールの役割の重要度を高めていきましょう。

③1年に1、2回という少ない頻度で寄付依頼を行おう

上記の①②が実践できていれば、キャンペーン等で改めての追加寄付のお願いをする際の効果が高くなります。

日常生活で誰かにこまめに報告や相談をしている方が、何かの時にお願いがしやすいということがありますが、それと同じで、定期的かつ継続的に、寄付者への活動報告や感謝の気持ちを伝えることの重要性を再認識してください。

以上のように、メールはNPOでファンドレイジングを行う上では、再現性高くリピート寄付や満足度向上に寄与する重要なツールである事を、ぜひ、視野に入れてもらえたら嬉しいです。

既存寄付者向けではなく新規寄付見込者向けに対して配信するツールは別途考える


NPOは様々な種類の情報を、既存寄付者、新規寄付見込者の双方に届けることが必要になります。

ただ、整理して考えてみると

  • ・既存寄付者だけに届けるべき情報
  • ・既存寄付者と新規寄付見込者に共通して届けるべき情報

という形で届けるべき情報の種類は2つになり、例えば、寄付者に対する領収書発行についての情報などは前者にあたりますが、どちらかというと後者の種類の情報の発信頻度の方が多いNPOがほとんどでしょう。

そう考えると、メールマガジンで配信するコンテンツを、新規寄付見込者に届けるために、新規寄付見込み者が集まっている他のツール等に流用して、同じコンテンツを配信する等の運用を行うことはおすすめです。

LINE、フェイスブック、Twitter、メールマガジン、それぞれを運用していても全ての見込者が全部に共通して登録していなかったり、各ツールの性質が異なったりすることもあるので、1つのコンテンツを様々なツールでも展開しつつ、なるべく多くの人に活動報告などを行う発信体制を心がけてみてください。

また別のブログで、それぞれのツールの役割分担などについて、ご紹介できればと思います。ご拝読ありがとうございました。

それでは今日もよい一日を!

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この記事を書いた人

法人営業7年→子育て系NPO勤務6年のキャリア後、2019年4月に独立。WEBマーケやCRMを軸に、体系的に売上増大や業務軽減を実現できるコンサルティングを行う。働くテーマは虐待予防の仕組みづくり。プライベートでは3児の父であり、琵琶湖で釣りガイド&ゴムボート販売業を営む会社も経営。自身の経験を活かし、皆様に役立つ情報発信に努めます。

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