NPOで稼ぐための実践紹介|CIOかCOOを目指そう

NPOで稼ぐ事に興味があっても、どうやって稼げば良いか分からないですよね?

  • NPOキャリア10年以上
  • NPO業界中心に年収1,000万超え
  • 寄付収入実績3億以上

を根拠に、NPO業界で稼ぐことができるための具体的な方法についてご紹介します。

目次

NPOで稼ぐにはCOOかCIOどちらかを目指すしか方法はない

まず結論をお伝えしますが、NPOで稼ぐには、

  • 様々なNPOの経営課題を理解し解決方法を提示したり適切な作業を行うCOOになる
  • 全てのNPOに必要とされるCRM等の仕組みを導入する事でITの全体最適化を提供するCIOになる

いずれかの手段しかありません。

前者について、私の経験をお伝えすると、1法人5〜15万程度の月額顧問料を頂戴し、各NPOに対する経営課題を乗り越えるためのアドバイス等を提供する事で稼ぐことができています。

時給単価は2万円以上と、効率的に稼げている状況ではありますが、10年以上の歳月をかけてNPOの職員としての経験を積んだり、複数の法人コンサルを行う経験をした結果、ようやくCOOのスキル、ノウハウが身についたという経緯がありますので、すぐに身につけられるものではなく時間が必要になり、再現性が低いのでオススメしません。

一方で、後者は、リピート寄付等を期待するCRMを構築したり、少ない業務時間で運営できるようになる体制を構築する対価として、1法人につき20万円以上の対価を得るというCIO代行業務を執行する内容になり、私が提供するCIO養成講座を受講さえすれば、再現性高くNPOで稼げる能力を身につけることができ、NPOだけでなく営利企業に展開する事で更に報酬を上げるようなキャリア形成ができるのでCIOを目指す方がオススメになります。

1法人での専従ではなく複数法人と顧問契約を目指す

NPO業界は業界全体で年商1,000万以下の法人が5割を占めるという状況であり、売上が少ないが故に、業務に従事する職員等に支払う財源も不足する業界です。

ですので、1法人で正職員を目指すことで、法人の売上規模を大きくして1法人から営利企業と同水準の年収が得られる事を期待することは、最初から諦めた方がいいです。

私も上記展開で自分の年収アップを期待し、1NPOで7年以上勤務しましたが、年収は200万円台の状況で子どもが生まれたのを機に、退職したという経験があるので、オススメはしていません。

ただし、1法人から十分な報酬が得られなくても、複数法人から少しずつ収入を得る事は叶いますので、複数法人に共通する課題を解決できるようになる等のスキル、ノウハウを体得し、複数との契約を行うスタイルを心がけましょう。

ファンドレイザー1本でのキャリア形成はオススメしない

なお、日本の寄付市場を形成する上で、最も重要な役割を担っている日本ファンドレイジング協会さんが、ファンドレイザー=寄付等の資金調達担当=CFO人材を育成している事業などを推進されています。

私もファンドレイジング協会さんには非常にお世話になっていて、NPOでキャリアを目指すきっかけを提供してくれた経緯があるのですが、10年以上ファンドレイザーとして活動する中で、ファンドレイザーのスキルを追求しても、ファンドレイザーが再現性高く、営利企業と同水準以上の収入を得ることは不可能だという結論に至っています。

なぜ、ファンドレイザーは稼ぐのが難しいのか、根拠をご紹介します。

分野によって寄付事業のスケールしやすさが決まるから

寄付の集めやすさは、NPOがどんな事業を行っているのか?どの分野で寄付を集めるのか?これが最も重要であり、寄付が集めやすい分野でない事業を行うNPOは、スケールをすることが難しいです。

  • 災害支援、虐待や貧困問題対策、ペットの殺処分対策等の事業を行うNPO=寄付が集まりやすい
  • LGBT、中間支援、環境問題等の事業を行うNPO=寄付が集まりにくい

という構造があります。

実は、非常に多くのファンドレイザーがこの事実を認識しないまま、教科書通りに寄付集めを行うと寄付は集まる、と信じてキャリア形成を行う努力をしてしまいがちなのですが、市場やニーズがないものに対して、どれだけ努力を重ねても、実績をつくることが難しい事を覚えておいてください。

上記のように、ニーズ、ウォンツという観点で、どんな分野の寄付が集まるのか?を整理すると、寄付が集まるNPOか、そうでないか?は、事業構築する以前で定まっているという大原則があります。

どれだけ優秀なファンドレイザーであっても、ニーズ、ウォンツが低い事業に対して寄付を集めてスケールさせていくことは難しく、なぜ寄付を集めたいのか?の部分を定義することが、ファンドレイジングの最重要要件である、という事を覚えておいてください。

ここを理解しているか否かで、稼げる(=寄付が集まる事に寄与した結果、報酬が得られる)のハードルは大きく異なるため、ファンドレイザーは注意が必要です。

代表でない者がファンドレイジングを行っても効果が出せない

ファンドレイジングの教科書には、「人は人に寄付をする」という言葉があります。

誰からお願いされたら、寄付が集まるのか?を考えると、法人の代表者、設立者からお願いされることが、最も寄付が集めやすい要因になります。

認定NPO法人日本こども支援協会さんが、1,700万円超のクラファンを達成したことがあるのですが、代表が寄付依頼をした事で寄付が集まっていて金額構成でいうと9割近くを占めていて、私もファンドレイザーとして寄付依頼を行って寄付集めに貢献していましたが金額構成比でいうと、非常に少ない支援しか集めることができていません。

ファンドレイザーが自団体の立場、あるいは、外部の伴走支援者としての立場として、寄付依頼をしても、寄付は集めにくいという事実を、様々な立場で寄付集めを推進した経験を踏まえて少しでも多くのファンドレイザーに知ってもらいたいと思っています。

CIOであれば様々なNPOに価値提供を行い収入が得られる

以上踏まえて、NPOで稼ぐの結論は、CIOを目指すのがよいというのが、10年以上のNPOキャリア、複数NPOのコンサルを経験した私の考えになります。

  • 一定規模の市場がありブルーオーシャン状態である
  • 自分のレベルに併せて仕事を得られる

という状況になっていますので、気になる方は、CIO養成講座にご興味を持っていただければ嬉しいです。

最初のアクションとして、CIO養成講座のLINEに登録いただければ、私が独立副業して年収1,000万を超えるまでのプロセスを体系化した8時間の無料動画の視聴ができますので、ご登録をお待ちしております。

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この記事を書いた人

法人営業7年→子育て系NPO勤務6年のキャリア後、2019年4月に独立。WEBマーケやCRMを軸に、体系的に売上増大や業務軽減を実現できるコンサルティングを行う。働くテーマは虐待予防の仕組みづくり。プライベートでは3児の父であり、琵琶湖で釣りガイド&ゴムボート販売業を営む会社も経営。自身の経験を活かし、皆様に役立つ情報発信に努めます。

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